鶏糞・熱分解テスト事例 / ガス化, 炭化, 油化
日本国内の鶏糞を Biogreen にて熱分解テストを行ないました。本テストはガス量を多く発生させガス化発電を行い、アプリケーション ガス化発電 Pyropowerシステムの構築により日本国内の電力固定価格買取制度FIT採択が目的です。
熱分解温度を高温の800℃としました、これはより熱分解によるガス発生量を多くするためです。ガス発生と同時に炭化物、バイオ炭も分解製造され土壌改良剤等に利用可能です。ガス、バイオ炭以外にオイルも製造されますがこれは合成ガスを冷却した際に凝縮された液体で燃料等に利活用が可能です。
ガス化発電の場合は、発電した電力はBiogreenシステムへ供給され、余った電力を売電します。発電時に排出されるガスエンジン発電機の熱も利活用ができ、その熱をボイラーで使用すれば、お湯、蒸気を発生させることができます。
熱分解装置 Biogreen は電気での加熱装置のため石油燃料、火気は全く使用せず安全衛生面で優れタッチパネルでの運転操作のため、運転管理が非常に楽です。又、装置がコンパクトでコンテナー内設置が可能で設置場所を選びません。
熱分解装置 Biogreen は高温での熱分解ではガス量を多く産出できガス化炉、ガス化装置と言え、低温での熱分解では炭化物、バイオ炭が多く産出できるので炭化炉、炭化装置とも言えます。
| 鶏糞 投入物詳細 | |
| 粒の大きさ | 粒状 |
| 含水率 | 20.7% W.B. |
| 見掛け比重 | 0.49 |
| 鶏糞 装置投入前写真 |
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| 熱分解装置内加熱時写真 |
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| 鶏糞 熱分解温度及び滞留時間 | |
| 熱分解温度 | 800℃ |
| 滞留時間 | 15分 |
| 鶏糞 熱分解産出量割合 | |
| ガス | 35.4% |
| オイル | 31.5% |
| 炭 | 33.1% |
| 鶏糞 合成ガス組成 | |
| ガス組成 | 平均値(%) |
| CO | 32.44 |
| CO2 | 29.66 |
| CH4 | 23.17 |
| CnHm | 3.34 |
| H2 | 11.37 |
| O2 | 0.00 |
| 低位発熱量 (MJ/m3) | 15.85 |
| 鶏糞 バイオ炭、バイオチャー組成 | |
| 含水率 | < 0.1% W.B. |
| 見掛け比重 | 0.33 |
| 灰分(815℃ ー ドライベース) | 51.7% |
| 低位発熱量 (MJ/kg) ドライベース | 15.1 |
| 炭化物組成 | ドライベース(%) |
| C | 43.2 |
| H | 0.25 |
| N | 1.19 |
| O | < 0.2 |
| Cl | 9025 mg/kg |
| S | 2634 mg/kg |
| 鶏糞 バイオチャー、バイオ炭写真 |
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| 鶏糞 バイオオイル組成 | |
| 含水率 | 69.4% W.B. |
| 動粘性(20℃) | 1.817 mm²/s |
| 灰分(755℃ - グロス) | 0.177% |
| 低位発熱量 (MJ/kg) グロス | 1.48 |
| 炭化物組成 | ドライベース(%) |
| C | 8.6 |
| H | 10.14 |
| N | 5.10 |
| O | 75.6 |
| Cl | 498 mg/kg |
| S | 3693 mg/kg |
| 鶏糞 バイオオイル |
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| Biogreen テストプラント |
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| Biogreen テスト熱分解工程 |
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| Biogreenは電気加熱での連続式熱分解装置ですので、運転は簡単で安全衛生面に優れています。 |
| 原料の利用用途に合わせた熱分解処理が、温度及び滞留時間調整で簡単に行えます。 |
| 廃棄物、バイオマスのBiogreen熱分解処理でガス化、炭化、オイル製造ができます。 |
| 発電、燃料、土壌改良剤、原料使用など様々な用途で利用できゼロエミッションが可能です。 |
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