■ 熱分解ガス化 |
プラスチックの熱分解処理で最高36MJ/Nm3の発熱量のガスを製造できます。Biogreenで製造されたガスは高温の凝縮性と不凝縮性の混合ガスです。このガスは粒子状物質の除去、汚染物質の吸着と言った最終的な処理を行うことができます。
Directions of hot syngas utilisation:高温ガスのガス利用用途
・乾燥用あるいは工業用の熱源
・工業用蒸気あるいは熱源用オイルの製造
・既存ボイラーの燃料の置き換え
・エンジン発電
・ORC発電
・蒸気タービン発電
・ガスタービン発電
・一般ガス供給網へのメタンの製造
・水素製造
・燃料電池
・その他特殊なアプリケーション
ガスの熱利用のアプリケーションでのガスを冷却し液相(熱分解オイル)を製造する際のエネルギー消費は、注意が必要です。合成ガスの熱は、移動そして広範囲への供給は容易です。
Example syngas composition 例)熱分解ガス成分
% 体積 | H2 | CH4 | C2 – C4 | CO | CO2 | N2 | density 比重 (kg//Nm3) | LHV 低位発熱量(MJ/Nm3) | kWth /投入量 ton |
RDF | 16% | 25% | 24% | 18% | 15% | 2% | 1.05 | 27.30 | 4,694 |
Biomass バイオマス | 15% | 26% | 3% | 35% | 17% | 4% | 1.10 | 17.10 | 2,591 |
Plastics 廃プラ | 25% | 38% | 18% | 9% | 5% | 5% | 0.80 | 28.00 | 7,778 |
Tires 廃タイヤ | 19% | 40% | 28% | 3.5% | 6.5% | 3% | 0.90 | 36.00 | 3,333 |
■ 熱分解ガスの利用について |
様々な廃棄物をBiogreen 熱分解装置で熱分解を行い合成ガスを発生させます。そのガスは可燃性ガスであり燃料として利用できます。可燃性ガスの利用用途としては大きく二つあります。
1)発電 ガスエンジンの燃料 例として Pyropower システムがあります。
2)蒸気、温水 ボイラーの燃料 蒸気は汚泥、家畜糞尿等の乾燥の熱源として利用できます。
KENKI DRYER との組み合わせで Pyrosludge システムがあります。
熱分解装置 Biogreenは、700~800℃の高温による熱分解にも化石燃料利用の火気は一切使用しません。低圧電流、ジュール効果による加熱で熱分解を行い操作が簡単で安全衛生面で優れた環境に優しい装置です。