廃棄物、ごみの成分での表示について / Biogreen 熱分解装置
下記は、ETIA作成のビデオです。大きな環境問題の廃プラスチックへの対応についてです。
ETIA & RACE FOR WATER are acting together
廃棄物、ごみの成分での表示 について
Biogreenでの熱分解処理はもちろんですが、廃棄物、ごみを何らか方法で処理する場合、その物が何であるかを知る必要があります。通常その物の内容の調査を行い、その内容によってその物の処理方法を検討します。その表示の指標が下記です。
日本の国内では環整95号に細かく規定されています。
EUでの調査、分析方法は不明ですが、成分表示は下記の内容で問題ないようです。
1)三成分(水分、可燃分、灰分)の割合
2)発熱量(低位発熱量)
3)見掛け比重
4)元素組成
1)三成分について
廃棄物、ごみは水分、可燃分、灰分で成り立っておりその重量での割合示します。
・水分
乾燥させることによって、その重量が減った分を水分とします。乾燥で減るのは水分以外にその測定温度で揮発する成分もありますがそれも水分に含まれます。環整95号では105℃±5℃で恒量を得るまでとなっています。
・可燃分
乾燥させ水分を測定した後、可燃物と不燃物に選別されます。燃える物は可燃物、燃えないガラス、金属等は不燃物です。実際に燃やして、なくなった物の重量割合が可燃分です。
ここでの物と分は異なります。分は割合を指します。
・灰分(かいぶん)
実際に燃やして残った物が灰分です。先に選別された不燃物も灰分となります。灰分とは可燃物を燃やして残った物と不燃物の合計の重量割合を指します。
2)発熱量について
ここでの発熱量は低位発熱量を指します。
環整95号では下記の計算式があります。
生ごみの低位発熱量は、次式(7)により推定することができる。
HI = 4,500 V - 600 W …(7)
HI:生ごみの低位発熱量(kcal/kg)
V:生ごみの可燃分(%)
W:生ごみの水分(%)
3)見掛け比重について
環整95号では下記計算式の記載又、ここでの試料についても詳細記載されています。
単位容積重量(または見かけ比重)は、次式(1)により算出する。
単位容積重量(kg/m3)=試料重量〔kg〕/容器の容量〔m3〕…(1)
4)元素組成について
通常は下記元素組成の割合の分析を行います。環整95号にはごみの種類の組成のみの記載です。
炭素 C
水素 H
窒素 N
酸素 O
硫黄 S
塩素 CI
参考サイト
分かりやすく書かれているサイトを見つけました。
埼玉環境サービス ごみ質調査分析に自信!
http://www2.odn.ne.jp/saikan/gomi1.html
環境省の環整95号規定は下記です。
一般廃棄物処理事業に対する指導に伴う留意事項について 環整95号
http://www.env.go.jp/hourei/11/000013.html
乾燥機 KENKI DRYER : https://kenkidryer.jp
会社サイト : https://kenki-corporation.jp