メンテナンスと安全対策 熱分解装置 Biogreen / テクニカルプレゼン -11

木質バイオマス 熱分解 biogreen 炭化 2018.2.1


5. MAINTENANCE メンテナンス

熱分解装置 Biogreen は長期間の運転に対応できるように研究、設計された装置です。但し、Biogreen にも産業加熱装置での一般的な定期メンテナンスは必要です。
・計測器の校正検査
・燃焼ガス成分の定期的検査
・設備の定期点検
・定期保守メンテナンス

Regular maintenance 定期メンテナンス
15日毎に下記装置の定期メンテナンスを行なって下さい。
1. 熱分解装置 Spirajoule 装置内の塵埃、オイル、グリース等の残留物の点検、除去
2. テクニカルボックス内のボルト、ナットの緩みの点検
3. 電源ケーブルの緩み、ブラシホルダー、熱分解装置 Spirajoule フランジ面の点検
4. 冷却ファンフィルターの点検、掃除
5. 変圧器フィルターの点検、掃除
6. 制御盤フィルターの点検、掃除
7. ロータリーバルブ 駆動チェーンへの給油
8. フランジ面及びガスケットの点検
9. 窒素の漏れ点検

Quarterly maintenance 四半期メンテナンス
四半期3ケ月毎メンテナンスは下記です。
1. ベアリング 点検及び耐熱グリースの給油
2. 断熱材 目視確認
3. モーターのオイルの点検
4. 循環水回路
5. 窒素回路
6. 制御盤、変圧器 清掃
7. シール( 熱分解装置 Spirajoule カバー、テクニカルボックス、冷却装置カバー)点検

詳細なメンテナンスリストはオペレーションマニュアルと一緒に提出致します。

 


6.   SAFETY MEASURES 安全対策

熱分解システム Biogreen は下記 欧州連合規格に基づく製作されています。
・2006/95/CE Low Voltage Directive 低電圧指令
・2006/42/CE Machinery Directive 機械指令
・2004/108/CE EMC Directive EMC指令

実際の処理での安全対策は下記です。
・HAZOP による各々の装置の分析
・ソフトウェア:オンラインでのプロセズ監視、熱分解装置内の状況監視(温度、圧力、回転数)
即時の安全対策(自動シャットダウン、安全なシャットダウン、重要なエラー情報)
・熱分解処理運転時の機内圧力
・装置内への空気遮断 ガスと炭排出
・即時の緊急停止

システム動作中に爆発の危険はなく、ATEX 指令は必要ありません。酸素の検知機構があり窒素充填により爆発の危険がある酸素は取り除かれます。5 vol%以下の酸素濃度で運転を開始でき、5 Vol%以上になると窒素が充填されます。さらに、装置内に電気着火源はないため設置場所を選びません。

 

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Bigreen 熱分解装置 メンテナンス 2018.2.1

熱分解装置 Biogreen 安全対策 2018.2.1

Biogreenは電気加熱での連続式熱分解装置ですので、運転は簡単で安全衛生面に優れています。
原料の利用用途に合わせた熱分解処理が、温度及び滞留時間調整で簡単に行えます。
廃棄物、バイオマスのBiogreen熱分解処理でガス化、炭化、オイル製造ができます。
発電、燃料、土壌改良剤、原料使用など様々な用途で利用できゼロエミッションが可能です。

 

乾燥機 KENKI DRYERhttps://kenkidryer.jp
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