熱分解対象物の含水率について。

熱分解対象物の含水率について。
熱分解装置へ投入する物の含水率は低ければ低い程良いです。投入する物は出来る限り水分は少ない方が良いです。
それは、酸素がない状態で対象物へ加熱するのが熱分解処理ですが、水分があると先ず水分を蒸発させます。その水分を蒸発させるため、つまり乾燥させるために熱エネルギーが必要です。熱分解処理以外に乾燥するためにも熱エネルギーが必要となります。
熱分解装置Biogreenは電気のジュール効果で加熱しており、熱分解処理以外に乾燥するために余計に電気量が必要となり、電気料金が余計に掛かります。
有機汚泥、家畜糞尿等は通常含水率10%程度の物を投入致します。そうすることにより、熱分解装置処理以外にエネルギーを使用することが少なくなりランニングコストも抑えられます。
但し、乾燥処理も必要な場合もあり得ます。その場合は、有機汚泥、家畜糞尿等を乾燥から熱分解処理までのゼロエミッション処理として、燃料化システムを提案しています。今システムは含水率80%程度の処理対象物を乾燥機で15%以下まで乾燥させ、Biogreenで熱分解し、熱分解で産出させたガスをボイラー燃料としてします。ボイラー発生させた蒸気を乾燥機の熱源として利用し、他に炭が産出されますがそれは燃料、土壌改良剤等に利用できます。再資源化を行い廃棄物がなくなるシステムです。
詳しくは本サイト内の下記ページをご参照下さい。

Pyrosludge 燃料化システム

パンフレット(上から2番目)